自作スピーカースタンドの作り方

主にエントリークラスのスピーカーレビューが読まれている現状を鑑みて、木材費1万円以下でスピ ーカースタンドを自作してみました。

スピーカースタンドを製作する際の大前提
・天板の大きさをスピーカーの寸法と同一にする。
・耳の高さにツイーターを合わせる。

素人がスピーカースタンドを製作するうえで、最も難しい点は、接合(接着)および塗装である為、この2点への労力を極力省く事で高いクオリティを実現します。

具体的には、設計した寸法通りに既にカット及びプレナー仕上げされた集成材を使用します。
*1枚の合板を切り出して、数枚重ねて圧着する方法に比べると、切断、接着、仕上げの手間が大幅に省け、失敗が少ないのが利点です。

【木材】
一般的にスピーカースタンド(ピュアオーディオ用途)に向くとされる木材
・ナラ(オーク)
・ブナ(ビーチ)
・ハードメイプル
その他にブビンガも良さそうです。

なお、この中ではナラ(オーク)が一番廉価で下に行くほど高価になります。
いずれも硬木ですが、ナラ(オーク)よりもブナ、ハードメイプルの方がさらに内部の密度が高いです。

主なスピーカースタンドの接合方法
・ドリルドライバを使用して、鬼目ナットで接合する
*ドリルドライバ、ドリルガイド、ビット等を既に所持していれば、支柱が細くても強度が保て、組み立て後にばらす事も可能な為、こちらの接合方法がお勧めです。

・タイトボンドのみで接合する
*工具を所持していない場合は、支柱を太くしたとしてもこちらの方法が安価に仕上がります。製作が 驚く程に簡単で、まず失敗がありません。

今回は、後者の方法でスピーカースタンドを製作します。

使用した木材は次のとおり

自作スピーカースタンド使用木材画像

【材料】
ナラ集成材
天板 30x190x230mm 551円x2
支柱 70x120x450mm 2079円x2
底板 36x228x276mm 1020円x2
代金 7300円 
*参照多数の為、購入先を追記しておきます。
木材加工.com
重量 5.3kg/1台
*タイトボンドのみで接着する為、支柱をやや大きめにしています。

自作スピーカスタンド使用接着剤ほか画像

【接着剤】
タイトボンド
*時間の経過によりボンドがカチカチに硬化する為、多少音抜けに有利らしく、ギター製作やスピー カー製作に用いられることが多いボンド


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【その他】
サンドペーパー
*塗装前の仕上げに使用
水平器
*接合時の歪みの計測に使用
刷毛
*塗装に使用

【塗料】
LIBERON(リベロン社) Spirit Wood Dye 250ml Walnut
LIBERON(リベロン社) Black Bison Fine Paste Wax 150ml DarkOrk

素人が塗装するとほぼ間違い無く塗装ムラが発生する為、使用は好みで実施して下さい。
自信が無い場合は、着色を行わずにクリアカラーで仕上げるのが良いでしょう。
また、組み立て前にパーツ毎に塗装しておいた方が組み立て後に一体塗装するより大幅に手間が掛かるものの仕上がりが綺麗です。



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【今回自作したスピーカースタンドの作り方】

①ペーパーサンダー(400番)で仕上げ

*購入したナラ集成材は既に上面、下面、側面(4面のうち2面)はプレナー仕上げ済だったので、 作業自体はかなり楽でした。

②仮組み

*重ねただけで大人一人が座っても十分な強度が保てる事を確認します。支柱を細めにした場合で強度不足を感じたら、止むを得ず金折で補強しましょう。



自作スピーカースタンド仮組み画像1

自作スピーカースタンド仮組み画像2

③マーキングして、タイトボンドで接着。

*ボンドがはみ出た場合は、塗装の際にムラになる為、必ず拭き取ります。また木材に染み込んでしまった場合は、硬化後やすり掛けして、完全に排除します。



自作スピーカースタンド制作画像

④ウッドダイで塗装し、ワックスを数回塗り重ねて完成です。

この際、塗料およびワックスは完全に乾かしてから、塗り重ねて下さい。
*着色しない場合は、クリアカラーのみで仕上げます。



自作スピーカースタンド完成画像1

自作スピーカースタンド完成画像2

自作スピーカースタンド完成画像3

【感想】
右に挙げたTAOCやTIGLONの市販金属製スピーカースタンドに比べると、微細信号の輪郭が曖昧と鳴る為、ボーカル帯がやや強調された様に聴こえます。
結果として、高域の鋭利さが和らぐ為、高域の明瞭度が低下した様に感じるのと同時に、音色に柔らか味を覚えます。
また、木製スピーカースタンドだけに金属製スピーカースタンド特有の煌く響きがありません。
しかしながら、アコースティック音源の木質な響きに優れます。
それから足をぶつけても金属製程は痛くなく、家人に優しいのが大きな取り柄です。