Highland Audio ORAN 4305を聴くとそのバランスの良さに驚くはず。大変安価なトールボーイだが、殊、沢山のスピーカーを試聴された事のある方には、これくらいの音が普通なんだろうなぁと思わせる音色である。特徴が普通の音という上から下までのバランスの良さにある。若干暗め、奥行き薄め、雑味少々、量感あり。普通。もちろんピュア用に初めてのトールボーイを新調される方にお勧めできるし、AV向けに細身のトールボーイタイプのスピーカーを考えている方などには特に良い気がする。仕上げも値段の割りに悪くない。
JM Lab(ジェイエム・ラボ)Cobalt 806Sを試聴した。軽く開放的な音色。驚くほどあっけらかんとしている。音素は豊か。私は腰の据わった若干重めの音が好みだから、自分の求める傾向とは違うけれど、このスピーカーにしか出せない音色はある種の人を惹き付けるだけの魅力がある。仕上げも良い方で、スピーカーカバーが金属製なのがかっこよい。ONKYOの古いスピーカーの中にも同じ様に軽く快活な音色を出すものがあるが、それよりも薄っぺらくなく、解像力がある。聴いていて楽しくなる。試聴して、Klipsch(クリシュプ)のRB-35を思い浮かべた。通じるものがあるような気がする。RB-35程のメリハリは無いが、一段と陽気な音色。