DALI ROYAL MENUETⅡ

 繊細で軽やかな音色。艶も十分。クラシック向け。音色に激しく特徴があるので、好みは分かれるが、はまれるスピーカー。低音の量感が少ない一方で、キラキラとした綺麗な中高音に特化した割り切りがこのスピーカーの魅力を一層引き出している。小さなサイズも魅力で設置場所にも重宝する。アンプにDENONを当てると細くなり過ぎずに良い。

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DALI MENTOR MENUET

 DALI MENTOR MENUET、IKON2 mk2、LEKTOR2 を比較試聴。 IKON2 mk2が最も好みだった。 繊細かつ上品な音色で、伸びやかな艶とスピード感も備えている。 ROCK系のソースは綺麗に鳴り過ぎて、パンチに欠けるが、全体としてのバランスの良さが好印象。 MENTOR MENUETは低域が幾らか出ているからか、かつてのROYAL MENUETⅡよりも深みのある芳醇で熟成された感があるが、湿っぽさが若干くどく感じられた。 MENTOR MENUETを聴くとROYAL MENUETⅡが、同じく筺体の大きさを感じさせない鳴りっぷりと、同様の融解するメロウさを持っているけれど、より開放的ですっきりした音色であったと思い起こされる。LEKTOR2は、解像度が他の2機種に明らかに劣るけれど、その粗さを生かして、ざっくりとしたメリハリのあるテイストに仕上げてある。DALI IKON2 はmk2になって、本当に良くなったのでお勧め。

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DALI MENTOR MENUET SE

 DALI MENTOR MENUET SEとMENTOR MENUETの音色は極めて近似していて、どちらもDALIらしい、しっとりとした潤いと艶を持ち、暖色で甘さがある。 また、ボーカル帯に濃さがあり、かつスムーズで女性ボーカルを心地良く聴ける。 筐体は小さいものの音素に拡がりがあり、低域の量感もサイズにしては多い。 無印のMENTOR MENUETと比較するとMENTOR MENUET SEは、解像度の上昇が明らかで、MENTOR MENUETで感じた僅かに薄く霞かかったベールの存在が消失している。 そしてベールを剥いだことにより、透明度が増しており、特に高域の抜けが格段に良くなっている。 ブラッシュアップされたMENTOR MENUET SEは、DALIらしさを失う事無く、より透明感のある音色となった所に価値を見出せる女性ボーカルをよく聴く方におすすめのスピーカーに仕上がっていた。

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DALI ROYAL TOWER

 音素の拡散性に優れかつ濃い目で艶のあるウェットな音色のスピーカー。低域がゆったりとしていて、だぶつく感じがあるが、その点を解消出来れば、コストパフォーマンスにも優れる。音色自体の癖はかなり強く、弦楽器・女性ボーカルに向く一方で、低域のスピード感に欠ける。その為、当初は導入を見送ったが、女性ボーカル及び室内楽用のスピーカーとして導入する事にした。うっとりする程の包容力のある艶を伴った伸びやかな音色がDALI TOWERの醍醐味。

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DALI MENTOR2

 今でもDALI(ダリ)のRoyalシリーズが大好きで、機会があればRoyal MENUET2かRoyal TOWERを購入したいと思ってはいたが、甘く融解する音色が特定のジャンルにしか向かないという大きな欠点(逆に言えば長所)と低音に若干の不安を残す為、決断までには至らなかった。が、ここに来てDALIの新製品、MENTORを計らずも試聴する機会に恵まれたのだけれど、ぶっちゃけこのスピーカー良いです。IKONシリーズのスピード感溢れる音色とRoyalシリーズの開放感ある甘く融解する音色を丁度良い所でMIXさせた感じ。輪郭は明瞭なのだけれど、DALIの音だと解ります。HELICONシリーズ程、陰気な感じもしないし、IKONよりRoyalの方が好きだけれど、甘ったるいのはどうもといった人に是非聴いてもらいたい。筐体の大きさの割りに価格が高いけれど、DALI好きの痒い所に手が届いたスピーカー。

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DALI LEKTOR6

 箱が比較的大きく低音の量感もあるが、雑味も感じられる粗くがっつりしたサウンド。
これまでのDALI TOWERやMENUETⅡの上品で艶のある音色とは異なり、どちらかと言うと、JPOPやROCK向け。

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DALI IKON1 MK2

 MK2になって、前モデルである無印の卒の無い平均点以上の音色ではあるけれど、そのバランスの良さから際立った個性が埋没気味で、若干の物足り無さを感じていた点が払拭され、より艶やかでウエット感のある女性的な音色となった。また、附帯音も減少していて、クリアかつ落ち着いた静けさがある。 Royalシリーズが生産終了したせいか、その特徴であった流麗さと伸びやかさが幾らか加味された感じで、DALIらしさを覚える点が好印象。 安心して聴ける高い次元でのまとまりの良さを感じるスピーカー。

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DALI ZENSOR1

 低域の量感が圧倒的に足らず、音素に重みが無いけれど、安いスピーカーにありがちな上っ面だけで、中身スカスカ感を綺麗な高域を生かして、全体として小気味良くまとめることによって、上手に隠している。 上品な線の細さに同社IKONの面影がある。欠点も目に付くが、価格を考えれば、十分過ぎるコストパフォーマンスを持つスピーカー。

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BOSE 55WER

 スタイリッシュな細身のトールボーイタイプ。ロック、ポップスを心地よく聞かせてくれる。BOSEらしからぬ意外と素直な印象の音色で、BGM的に聞き流すのに最適。

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BOSE 125

 創られた音がする。強調する所と控えるべき所を計算し制御しているかの様に。BOSEサウンドと云うものを知らずに、他のスピーカーばかり聴いてきた私には、なぜか不自然なものを感じた。が、一聴すると、うっすら艶やかで聴ける音。音色に高級な感じがする。なので、この点が気にならない方には、コストパフォーマンスは高いと思われる。因みに、以前試聴したBOSEの55WERが、飾り気の少ない素直な音色であった事と比べると、同一メーカーの商品にしては、かなりの違いを感じた。

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BOSE 464

 見た目も渋いが音色も渋いスピーカー。BOSEにしては音色付けが若干あっさりしていて、柔らかい。メリハリもBOSEにしては薄めである。そして、発せられる音色が何となく古めかしい。ただ、BOSE特有の音色付けは感じられる。音場感もそこそこあり、中低域に魅力を感じたが、値段が張るだけにBOSEというブランド以外に今ひとつ引き付けられるものが少なかったスピーカー。

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JMLAB CHORUS 706

 カラッとしていて開放的な音色。陽的な音色。気持ちも明るくなる。解像度は程ほどではあるが、悪くはない。

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FOCAL CHORUS 806V

 繊細で存在感ある高域とウエットな中域に深みを感じる。若干高域が出張ってくるが全体としてのバランスが大変良く、また上品でありながら躍動感をも併せ持つ。前作Cobalt806Sのあっけらかんとした陽性過ぎる少々派手な音色とは異なり、落ち着きを感じる節度と快活さの配合加減が素晴らしい。JMlabは癖のあるスピーカーメーカーだけれど、今回のシリーズは日本人が好む音色に仕上がっている。もう一度聴き込みたい魅力を感じるスピーカー。

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FOCAL CHORUS 816V

 陽と陰、静と動の表裏のバランスが極めて良いスピーカー。彫りの深さからくる抑揚感の付け具合も素晴らしく、価格以上の存在感がある。低域の量感も十分でスケール感が有り、音楽のダイナミックさを表現出来る。個人的にはかなり気に入っている機種。

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Klipsch RB-51

 米国ハードロックカフェ御用達メーカー。モデルチェンジしたクリプシュ。高域が繊細でややメリハリ調。前機種がロック一点張りのアメリカンサウンドだったのに比べると、若干日本人向きのスピーカーになった気がしないでもない。メリハリの利いたラフでガッツリとしたサウンドこそクリプシュ!!という私の思い込みを他所に、滅茶苦茶コストパフォーマンスに優れた、他ジャンルにまで対応できるスピーカーと生まれ返って帰ってきた。この価格帯では群を抜くお勧めハイコストパフォーマンススピーカー。

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Klipsch RF-81

 伸びは薄いがキレのある音色で、ロックが素晴らしく良い。高域は若干繊細で柔らか味を帯びている。低域は量感もある為スケール感が十分に出ており、価格を超えて迫力がある。スピーカー自体の大きさはブックシェルフとは言えかなり大型なので、設置スペースには注意が必要。しかしながらクラシックを聴く場合には、下位機種のRB-51の方が解像度・スケール感共に劣るもののバランス良く聴こえる。ロックを聴けば敵無しのKLIPSCH RB-81とクラシック寄りの音色なRB-51。同じメーカーではあるが、得意ジャンルが若干異なる様に思う。KLIPSCH RB-51はKEF IQ3に通じるハイコストパフォーマンスなスピーカーなので、ぜひ聴いてみて欲しい。

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Klipsch RF-82

 でかい。デザイン性も高くなく、ぶっきらぼうなこんなでかいトールボーイなんて。。まぁ、外見の悪さは前モデルからのクリプシュのご愛嬌。価格も手頃で、中身で勝負。聴いてびっくり。やっぱりこれはクリプシュの音だ。ダイナミックで壮大なスケール感。中高域は繊細だが、低域はドーンでは無くガーンと来る。大津波に飲み込まれる感じクラシックもいけなくは無いが、こいつで壮大なROCKが聴いてみたい。

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ELAC BS203.2

 魅惑のJET Ⅲツィータ搭載。抜けの良い中高音。高音の質感、クリアさが抜群。但し、この高音をキツイと感じる人もいる。透明感を感じるサウンドに、惹き付ける魅力を感じる。

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ELAC BS203A

 サイズは小さいけれど、音場は広くリアルな音色。ELACの中高域は澄みきっている。低音の量感もかなりのもの。スピーカーの大きさに反してとんでもない音が出るのは、DALIのメヌエット2と同様。聴いてびっくり掴めそうな程はっきりとした音像。中高域は音が飛んでくるが、角が若干丸くきつさは少ない。ELACには目の前の空気を一層透明にしてくれる力がある。ノーマル品に比べて若干の優しさとしなやかさがある様に思う。

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ELAC CL 310.2 JET

 びっくりする程小さな筐体。ただ出てくる音色は侮れない。ELACの澄んだ高域に、スピーカーと自分との間に空気すら存在していないかのような錯覚を覚える。低域も十分感じさせる。新モデルの310CEの方が見通しが良いが、それよりも少しだけ濃厚でコクのある音色。音離れの良さを、何も解らなくても解らせるだけの存在感がある。

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ELAC 310CE

 筺体の大きさを感じさせない低域の量感がELACのもう一つの顔であることを思い出させる音色。 よくもまぁこの小さな筺体にクリアな高域とサイズを感じさせない低域の量感を詰め込んだものだと感心させられるスタイリッシュなスピーカー。 また、サイズに合わないスケール感だけでなく、解像度が極めて高く低域にキレがあり、繊細でいてかつ透明感のある伸びやかな高域を持つ。 BS243BEがクールな音色であるのに対し、310CEは少しばかりの温もりと湿度を感じる優しい音色で、ニアフィールドで聴いても、ぶれずに中央に定位する程の音像の立体感が魅力。 これらの長所をFOSTEX G1300も持っているが、FOSTEX G1300よりも音色が温かい。 女性ボーカルはELAC 310CE、FOSTEX G1300とも鳥肌もの。 ELAC 300ラインの力量を垣間見ることが出来る名器。

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ELAC BS243

 モニターオーディオのGS10やクリプトンのKX-3を彷彿させるようなクリアで澄んだ音色。ELACの長所であるずば抜けた音離れの良さに磨きが掛かり、ブックシェルフのスピーカーでありながら、壮大なスケール感を感じ取る事が出来る。音色の素子が目で見て取れるのではないかと錯覚する位、実在感のある音が飛んでくるが、ただ逆にその為ゆったりまろやかに音楽を楽しむには向かないかも知れない。ELAC 203シリーズとは格が違う再現力。音離れの良さに、癖になる魅力を持つスピーカーの1つ。

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ELAC FS247

 全域を通じたバランスが大変良い。高域は相変わらず澄み切っている。低域の量感もある上、中域も痩せてはいない。音離れ良くハイスピード。高域に独特の特徴があるが、全体としてみれば音色付けは少ない。アンプに滑らかで押し出し感のあるDENONを充ててあげると、厚みと艶を伴った柔らかさを含んだ素晴らしい音色を奏でてくれた。また前機種FS 207と切り替えてみたが、ほんの僅かにしか変化が感じられない一方で、この僅かな差が決定的な何かを印象付けた。ブックシェルフタイプのELAC BS243同様、聴く価値のある逸品。

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ELAC FS247SE

 前モデルのFS247も良かったが、FS247SEはさらに磨きが掛かっている。 実在感が群を抜く上、高解像聴でいて、ELACのクリアで澄んだ高域が、低域に邪魔されずにいて、全体のバランスが極めて良い。 値は張るものの、それ以上の価格帯のスピーカーとも競合する圧倒的なコストパフォーマンスを持つ間違いの無い逸品。

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ELAC FS247BE

 ELAC FS 247SEの後継機。 ELAC FS 247BEとELAC FS 247SEが並んで置いてあったので、試聴してみる。 前モデルのELAC FS 247SEとほぼ同一の音色であるが、ごく僅かにサウンドステージがタイトになっており、その分余裕が無くなる為、音が硬くきつく感じる。 もしかすると僅かに音が硬くきつくなった為、音素の拡がりに劣ると感じたのかも知れない。 FS 247BEとFS 247SEのどちらが好みかと問われれば、前モデルのFS 247SEであるけれど、その差はあまりに僅かである為、良い意味でのエージングが進めば、補える差であろうと思われる。 FS 247SEに比べると定価がかなり下がり購入し易くなった、ELACの澄んだ鮮明な高域を楽しめるスピーカー。

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ELAC FS187

 ELACらしい高域の再現性の良さと透明感、そして全体としてのバランスの良さを幾らか感じ取れるものの低域が物足りず、音が広がらない為、少々こじんまりとまとまってしまっていて、同価格帯ならば、B&W CM9の方がモニター基調は強いものの、解像度、低域から高域にかけてのバランスも含めて、あらゆる面で上だと感じられた。

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VIENNAACOUSTIC S-1G

 正に美音系の代表格。お化粧多めで、伸びる音色。値段の割には解像力が若干乏しいが、弦や女性ボーカル、室内楽を鳴らせば独自の境地に誘ってくれる。少々リアルさに欠ける点も、この音が好きであるならばあまり気にはならない。スピーカーというものは、自分が思い描いた自分の好きな音色を奏でるものだ。そう言っている様な気さえする。

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Vienna acoustics Haydn Grand Symphony Edition VH-1GSE

 Vienna acoustics S-1G(Haydn)の後継モデル。 前モデルのS-1G(Haydn)とは全く別物と考えていた方が無難。 ただし、聴き疲れの少ない滑らかで美しい音色という点では共通している。 コクがありやや過度な美音を持ったS-1G(Haydn)に比べると、幾分あっさりした感じを受けるかも知れないが、音素が細かくなり繊細でいて、かつ肌理が整い滑らかなVH-1GSEは、ドンシャリ傾向であるもののクラシック、女性ボーカルだけでは無く、対応ジャンルを問わない優れたスピーカへと進化している。 解像度も高いが、耳当たりが良い柔らかく滑らな音質で、聴き流して音楽を愉しむ事ができる上質なスピーカー。

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Vienna acoustics T-2G

 Vienna acoustics T2Gは弦を美しく鳴らす。張りがあってシルクの様な滑らかさ。激しく美音だが、一方で人工的過ぎると感じる事も。ジャンルを選ぶスピーカーだが、女性ボーカル、クラシックしか聴かない人には恍惚感を得られるであろうスピーカー。

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Highland Audio ORAN 4305

 Highland Audio ORAN 4305を聴くとそのバランスの良さに驚くはず。大変安価なトールボーイだが、殊、沢山のスピーカーを試聴された事のある方には、これくらいの音が普通なんだろうなぁと思わせる音色である。特徴が普通の音という上から下までのバランスの良さにある。若干暗め、奥行き薄め、雑味少々、量感あり。普通。もちろんピュア用に初めてのトールボーイを新調される方にお勧めできるし、AV向けに細身のトールボーイタイプのスピーカーを考えている方などには特に良い気がする。仕上げも値段の割りに悪くない。

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JBL 4305H WX

 4312Dと比べても中域は良い線いっている。全体的に若干軽っぽさが出るが、4312Mに比べれば遥かにまし。4312Mは全くのJBL風味なので、出来ればこちらを選びたい所。新製品だけあって、JBLの低価格帯の中ではなかなかコストパフォーマンスが良いように思う。

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JBL 4306

 JBL 4305H WXとJBL 4306を隣同士に並べて試聴してみた。 高域の入っていないパートを鳴らしていると、さすがにモデル番号が1つしか違わない兄弟モデルだけあって、中低域の音色は良く似ていると感じる。 なお、解像度や音色の質感は僅かにJBL 4306の方が高い。 しかしながら、高域の入ったパートに楽曲が差し掛かると、この2つのモデルは全く異なる音色を奏でる。 JBL 4305H WXは、突き刺さる暴れ気味の高域を持っているが、一方でJBL 4306は高域が穏やかで重心が低くおとなしい。 また、JBL 4305H WXに比べるとJBL 4306はまとまりの良い分、音色の温度が低く感じられる。 JBL 4305H WXの方が往年のJBLらしいサウンドだけど、最近のトレンドは聴き疲れしない高域にある様に思うので、JBL 4306はその意図を汲んだモデルに仕上げられている。 どちらも20cmのウーファーを持つ小気味良い低音が魅力。 ホットで太い中域を楽しめるスピーカー。 JBLのドライで明るい音色は、いつ聴いても楽しい。

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JBL 4307

 25cmウーファー搭載のミドルサイズスピーカー。思ったよりも大きく感じられるサイズ。 音色は4312D系であるが、少々粗さを感じるラフで力押ししてくる様な感があり、繊細さを要求されるジャンルの音楽再生には向かない印象を受ける。中域に注力した独特の濃さがある。一聴してJBLだと解るJBLらしさを併せ持っているスピーカー。筐体のサイズ的に対抗機種が4312Dしか無く、自社商品と競合している点が残念だ。

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JBL 4312D

 これぞJBLサウンドと言うものをこのスピーカーは感じさせてくれる。若干太めの音色で、素晴らしいJAZZとボーカル。4312D位の大きさとなると、低域の重みが違う。やはり、筐体の大きさの違いから来る限界はあるもので、下位のJBL機種に感じるJBL風味では無い、JBLらしさを感じさせてくれる優秀なスピーカー。

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JBL 4318

 写真で見るよりも存在感が有る。音色も4312Dと同様に太めのJBLサウンドだが、繊細さと抑揚感の再現性の高さから、クラシックまで無難にこなす。4318は、もちろんJAZZ寄りの音色なのだが、JAZZだけかと聞かれればそうとも言い切れない。良い意味で、4312Dとは格が違う。この価格帯のものから、JBLは素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれる。ここからが本物だよって言われてるみたいに。良い音色に、思わずはっと足を留めた4318は、クラシックを奏でていた。

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JBL STUDIO 530CH

 JBL 4305H WXとJBL 4306の聴き比べをしている時に隣に置いてあったスピーカー。 明らかにこのJBL STUDIO 530CHだけ音色の傾向が異なる。 Compact MonitorsシリーズのJBL 4305H WXやJBL 4306、JBL 4312MⅡ WXと比較すると、音に厚みが無くすっきりしており、軽やか。悪く言うと薄っぺらい。 だけど、よくよく考えてみると、数あるスピーカーの中でも厚みのある太い音色を持つ従来からのJBLの音色と比べているので、JBL STUDIO 530CHは他社のスピーカーと比較するべき新しいJBLの音色とも云えるだろう。 コストパフォーマンスの良さは感じられる。

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ORTFON CONCORDE305

 比較対照機種に選んだのは、QUAD(クォード)11L、VIENNA ACOUSTICS(ウィーンアコースティック)S-1G。僅かな艶を感じる音色。スタイリッシュだが、同じ様な特徴付けのモニターオーディオのSILVER RSシリーズの様な細さも感じない。また、1ランク上の価格帯のスピーカーであるQUAD11Lや2ランク上のVIENNA ACOUSTICSのS-1Gと聴き比べても、抑揚感の再現性の違いが僅かに劣っている程度なので、コストパフォーマンスは極めて高いと感じた。色付けはこれら2機種程、濃くは無いので、シンプルである。この点が、人によっては長く使えそうだと長所にもなるし、逆に、面白みに欠けるかもと短所になるだろう。QUAD(クォード)11Lが僅かにメリハリ系に触れ、VIENNA ACOUSTICS(ウィーンアコースティック)S-1Gが僅かに美音系に触れるとするならば、その真ん中に位置する様な音色。オルトフォン製品を使用したことがある方なら、同社の銀線の特徴がこのスピーカーからも感じ取れると思う。

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AUDIO PRO BLACK PEARL

 高域に癖があり独特のキラキラ感があるが、中低域は篭りがちである為スケール感に乏しい。その為か、若干上から下までの繋がりが悪い。同価格帯では苦戦している存在で、特に際立ったものを感じなかったスピーカー。

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AUDIOPRO IMAGE44

 音色は高域が良い感じであるが、上から下までの繋がりが今一つで、音色の明瞭さも若干ぼけ気味。メリハリ調で低域にキレのある11Lと比べると、ここの違いがやけに鮮明に残った。綺麗な高域と音の拡散性の点では、若干IMAGE44に軍配があがる気がするが、その他の点では実に厳しい。とは言っても、スタイリッシュで手頃な価格のトールボーイに違いは無いと思う。

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Sonus faber CONCERTINO HOME

 女性ボーカルを艶やかにリアルに聴きたいなら、Sonus faberが最善かも知れない。低音の量感は若干薄いが、伸びやかな音色と浮き出すボーカルが特徴的。同じく女性ボーカルに向くQUAD程ウエットでは無く、同様なVIENNA ACOUSTIC程陰気では無い。明るくお化粧が上手。スピーカー自身も無垢材を使った芸術品。見る者も聴く者も虜にするSonus faberの片鱗を感じさせるスピーカー。

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Sonus faber CONCERTO DOMUS

 CONCERTINO HOMEよりも低音が出る分、音の拡散性が増し実在感も増す。純粋に中庸で良い音色。女性ボーカルを聴くならば特筆すべきスピーカー。ボーカル帯の再現力が上々。きわめて美しい外観。価格は他に較べると高額だが、ペア20万円の価格帯とは存在感が違う音色がする程の秀逸さを持つ。

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DYNAUDIO AUDIENCE 52・AUDIENCE 72SE

 しとやかで陰性な空間を展開するDYNAUDIO。解像度高く、クリアで繊細な中高域と低域のキレが魅力。一聴すると暗めな音色に感じがちだが、音素には僅かな温かみを纏っている。暗がりを照らす月光の様な、ほのかさが胸に迫る音作り。すっと耳に馴染む音色がそこにある。

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Chario Silverette 200

 ドンシャリ調で爽快かつ軽快な音色。音の拡散性がすこぶる良く、音色が伸びやか。ボーカル帯もそれほど埋もれない。気品のある伸びやかさとは異なる着色された伸びやかさではあるけれど、弦楽器・女性ボーカルが心地良い。粗さはあるがコストパフォーマンスが高く、かつ魅力的な個性を持つスピーカー。

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PIEGA TS5

 デザイン性が高く極めてスタイリッシュな外観。そして、さらっとした流麗さの中に僅かな硬質さと鉱物的な輝きを併せ持つ音色。透明で柔らかいが、芯は残してある。小気味良く纏まる音場に少々の物足りなさを感じなくも無いが、質感の高い良質の音色を楽しめるバランスの良いスピーカー。聴けばPIEGAにしか無いものが直ぐに解るだろう。

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Rogers LS3/5A 65th Anniversary Edition/Audio Space LS3/5A

 往年の名機LS3/5Aの復刻版。 LS3/5AのLS3/5Aたる所以を暖色で暗くて重い哀愁の漂う音色に求めるのであれば、レンジが拡がりより現代的なすっきりとした音色へ傾倒している為、若干似て非なるものと云わざるを得ないけれど、箱庭的なスピーカーと云う面では良く再現出来ている。 ちなみにAudio Space LS3/5AはRogersのブランドとBBCのライセンスが付与されていない仕上げの異なるモデルとされる。 Rogersを買収した会社とかつてML-3という模倣品を販売していたAudio Spaceは同じグループ会社なので、ほぼ同等のものをブランドやライセンスの有無で売り分けている様である。

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Audio Nirvana Super8 Cast Frame

 クールビューティーなFOSTEX G1300の対極にあるような音色。 高能率(97.3dB:8Ω)で音離れが良く、JBLやALTECに似てドライで厚みがあり色付けが濃い。 サックスやトランペット、シンバル等の金管楽器の再現性に優れるので、JAZZをメインで聴く方におすすめ。 アコースティックギターの鉄弦の音色や乾いたスネアの音色も魅力的。 また、良い意味での粒立ちの粗さを持ち、ギュイーンギュイーンしたエレキギターの音色に実在感がある。 かまぼこ状で中域が充実しており、ボーカル帯が前に出る傾向。 音素の重みに欠けるがその分軽やか。 大音量時に高域が少し暴れ気味。 高解像では無く、ワイドレンジでも無いけれど、「スペックが高い事と音が良い事とは別の話だ。」って言われているような説得力のあるややデフォルメされた音色。 スピーカーユニットが高能率なので、楽器の様な鮮度の高い音が出るのだろう。 確かに高能率のスピーカーでしか出せない音が存在するのが解る。 少し前の時代の味のある音色を現代の性能の良い部品で再現し、さらに練り上げたフルレンジスピーカーユニットで、現代のスピーカーの多くが失くしてしまったものを思い起こさせてくれる。 中域から高域に掛けて、少し癖を感じる部分があるけれど、繋がりが自然でとにかく聴き心地の良い楽しい音色。 ちなみに日本で購入するよりも直接メーカーに発注して個人輸入(送料:80ドル/Fedex)した方が遥かに安く付くし、オーナーのDavidが推奨箱の設計図をメールで送付してくれるので、国内で購入する理由に乏しい。 会社名のCommon Sense Audioと云う名前が皮肉たっぷりで、微笑ましい。